新進気鋭のバンドTHE CLEARのメンバーが尊敬してやまない元The SmithsのギタリストJohnny Marrと対談!!Rockしてもしもしが独占ゲット、メンバーの興奮と感動と爆笑の対談集をご堪能あれ(いうまでもなくフィクション)
Johnny Marr(以下J)「君と息子が同い年なんだよね」
Shirakawa(以下S)「そうなんですよ。ダディって呼んで良いですか(笑)」
J「いいよ、それよりいまさら畏まるなよ(笑)」
NMKG(以下N)「それなら、オレも」(一同笑い)
「軽いボケを交わしたところで、今日は夢の対談企画ということで」
TAKA(以下T)「夢のっていってもShirakawaさんだけじゃない?」
S「うん、もうね。手の平が湿りっぱなしでさ」
J「ホントよく言うよ。俺のお気に入りのギターぱくったくせに」
「ぱっくたんですか!?」
S「違う違う!!僕のリッケンとジョンのES-335を交換したんだよ」(※ジョンはジョニーの本名)
MrDM(以下M)「あれは交換というより脅迫でしょ」
J「まったくだよ」
「もう悪者ですね」
S「構わないよもう(笑)。さ、対談始めようよ」
「そうですね。ではまず、ジョニーさんは彼らのことをどう思います?」
J「Cribsの連中と年齢が近いからね。割ととっつきやすかったよ。何より息子だからね」
S「さすがダディ」
J「もういいよ(笑)。サウンドとしては単なる僕らのフォロワーっていうものを自分から破ろうとしてるよね」
「そこはShirakawaさんも心がけてるんですよね」
S「Smiths一色にするつもりは最初からなかったけど、どこかにジョニーっぽさを残したくて」
J「なんで?」
S「やっぱり、僕の目標だし。頭の中でジョニー・マーがここで弾いてたらって考えながら弾いてたりするし」
N「にしては、まんま過ぎるよね」
M「うん、後で聞いてみるとSmithsと比較すると『大丈夫か?』って、思う場面が多々あるもんね」
J「印税もらうべきかな」
S「それはもう!!」
(一同笑い)
「初めて出会ったのは何時ごろですか?」
T「1stアルバム出してツアーしてたころ」
M「あれ、そのころだっけ」
J「そうそう、51st Stateがたまたまラジオで流れたときにね。よくこんな曲作るなぁっておもってたんだ」
S「光栄です」
J「曲は確かに僕らの作った曲っぽいし、歌詞は『本当に日本人が?』って思える内容だしね」
T「恐縮です」
J「で、他の曲も聴いてみるとこいつら何したいんだろうって興味がわいて。たまたま来日と重なったから連絡をとってみたんだ」
S「当初はドッキリかと思った。なんで?みたいなさ」
N「初めて会ったときShirakawa君、涙目だったよね」
S「いやぁ、あれはね。一生忘れられないね。ホントその後のライブ結構集中できなかったもん」
「Shirakawaさんとジョニーさんは音楽観とかの話をしたそうで」
S「日本のシーンって違いはあれど、ジョンがデビューした時期と重なるんですよ」
J「僕がデビューしたころはそれこそ、メタルかテクノかって2択しかなかった。ゴミみたいなね」
S「僕らの場合はまだ、選択肢は多かったけどそれ以外をやるってのは当時勇気が要るんじゃないかって」
J「実際はそうでもなかったと思うよ。ただ、TOTPに出てるとそういうギャップは少し感じた気がするね」
T「パンクに関する話が1番面白かったですよ。青年ジョニー・マーのパンク観というか」
J「パンクもね、かなり差があったと思うよ。残念なことに僕はどっぷりパンク漬けってわけじゃなかったし」
「しかし、Smiths時代のライブを見ますとパンクを感じますよね」
J「あの時代を生きてた人間であれば影響を受けない方がおかしいってぐらいだったから」
S「ジョンとの最初の会話は共通点以上に違いの方をあげて、お互いの音楽観について語ったんだ」
N「リハの前だけどかなり盛り上がった。僕らはブルースやジャズ、プログレも取り入れてるけど」
J「僕にとっては、それらの音楽はすでに終わっているものなんだ」
M「まぁ、CLEARのメンバーの音楽ルーツは多岐にわたりすぎてるからね(笑)」
S「ジョニー・マー+αのギターを目指すのは当たり前だからね。でも、そういうルーツについて話したらさっきみたいに『終わった音楽をやるなよ』って怒られた(笑)」
T「あの時は面白かったですよね」N「いたたまれない顔してたよね」
「その後の交流とはどういうものが」
S「メル友だもん。一番交流して驚いたのが、日本の同年代の人よりもアクティブなんだ」
J「だって、僕は現代を生きている人間だからね。その中で必要なものをチョイスしているけど」
「たとえば?」
S「有名なのはツイッターだよね。事件も起こしたし」
J「うるさいよ(笑)」
S「あと、最新の機材とかについてのチェックも早い」
N「だからうちらよりも最新情勢に詳しいんだ。だから、『お前らいくつなんだよ』とかね」
S「まぁ、変なところおっさん的なところもある。あと・・こういうのもあれだけど、やっぱり捻くれてる」
J「本当にお前に言われたくないなぁ(笑)」
「ご一緒に曲を作ったりはしないですか?」
S「高いんですよ」
J「お前本当にオレをリスペクトしてるの!?」
S「冗談ですけど、本当はやりたいんですけどね。ジョンも忙しいし何よりもジョンにやって欲しい曲がないんだ」
J「一緒にセッションとかはちょいちょいあるんだけどさ。それを『バンドでやらないの?』って聴くと、難しい顔をするんだよ」
S「僕らの曲ってよりお、ジョニー・マーのソロでって話したら、ジョンが訝しい顔をする」
J「まぁ、彼らのアルバムがもう2枚目もできかけてるって言うのがあって。コンセプトも違うってことでね」
「どんなアルバムなんですか!?」
S「秘密」
J「別に良いじゃないか」
S「まぁね。ただ、せっかくセッションをして出さないのがもったいない曲もいくつかあったので」
J「別プロジェクトを立てるって話は?」
S「あれは結構本気でやりたいレベル。せっかくだからNew Orderのメンバーも呼ぼうかって」
「そうなると・・・」
T「言いたいことはわかる、でも無理だよ。・・ねぇ」
S「うん、妥協案でモリッシーとジョンだけでって話もしたんだ。ペイジ・プラントみたいに」
J「それじゃあ、何の意味もないし何よりも僕とモリッシーでやったことで何の意味があるのかっていったんだ」
「残念です」
S「その代わりの別プロジェクトってていう意味もあるんだ。まぁ、実現したらかなり面白いと思うよ。ね、ダディ」